[玉のり] には実店舗がありません。
だから直接皆様にお目にかかれるのは、
[玉のり] の思い付きで行うイベントでのみということになります。
そんな[玉のり]の活動を裏側までご報告。



2011/12/13

tamanori




酉の市の準備の進む海の見える町。
目指すは特別養護老人ホーム!

[玉のり]カルチャー‘茶道’担当の
Jonせんせいは、お年寄りの皆様に陶芸を教えておられます。
忙しいスケジュールの中でも、
こういう活動もとても大切にされてます。

今回のテーマはおひな様♪


それにしても、朝陽まぶし過ぎ。

tamanori


小高いお山に登れば目の前に広がるオーシャン・ビュウ!

こんな素敵な景色を見ながらの暮しって
・・・良いかも!

風が少し強かったんですが、サイコ−のお天気。


tamanori

Jonせんせいが、お一人お一人に丁寧に
作り方を説明しつつ、おひな様を作ります。
「アタシ、手がダメなのよ。」とおっしゃる方には
ご希望を伺いつつ、作業を進めます。

ハシヅメが担当するのは、
主にお顔を描くお手伝いをしたり
キモノの柄のモチーフをつけたり、
ベラベラしゃべったりすること!

施設のスタッフさんたちのトークも楽しくて
人生の大先輩たちにツッコまれたり、からかわれたり、
ホントに楽しいひとときです。


tamanori


せっかくなのでハシヅメも作ってみる事にしました。

粘土大好きの血が騒ぐこの仕事、
キモノの柄にも凝りたいトコロ!

あっ、前の方に転がってるのがアタマになる部分です。

tamanori



かわりばんこに2〜3人の方が、
おひな様を作りにいらして下すって、
たくさんのおひな様がどんどん出来上がります。

それぞれに個性があって、とっても可愛いおひな様です♪


tamanori

女性スタッフさんも作って、ハシヅメも作って、
自分たちの作品を指差し確認!
キモノの大先輩たちと、キモノの柄や襟元の作りのことで
楽しくおしゃべりできたことに感謝しつつ、
また、お邪魔したいなと心から思いました。

おひな祭りには間に合うはずの出来上がりまで
皆様、しばしお待ち下さいましね♪





2011/05/31〜06/06

isetan




6/1〜6「和の事はじめ」の準備が
伊勢丹新宿店7階催物場にて進行中〜

今回のこのイヴェントは伊勢丹的にも初の試みらしく
関係者一同、ドキドキのワクワク状態で作業中。



isetan

キモノビギナーさんに[玉のり]作り帯を
入り口にしていただけるといいな♪と。
ワタシはそういえば、ビギナーの頃には
アンチ作り帯派だったな〜とか思い出したり。

今回は販売コーナーだけでなく、
和のイヴェントを三つも企画していて
それぞれの準備にハシヅメ大混乱。
しかし、逆に協力者多数ということでもあり
楽しい準備期間でございました。

isetan

いよいよ会期スタート!

初日いきなりJonせんせいの茶箱のプチ茶会!
1時からのお茶会に備えて集合したメンバーが
遊々会主宰の松本宗紅せんせい監修のもと、
イヴェントルームに茶室を作り始めましたよ!!




isetan

ホネが組み立てられて、
壁面をイケメン書家根本氏の
かな文字の布で覆って小さな茶室にするのです。

「あれっ!布、足りなくない????」


isetan

水屋との仕切りにするつもりで持ち込んでいた
衝立てを、急遽茶室の壁にすることにして
何ごともなかったように作業は続く・・・。

外国で下見もなしにいきなり茶会をやることも多い
宗紅せんせい一門のメンバーは、
多少のことがあっても動じないのです。

isetan

さて無事に茶室が出来上がってカメラを構えたら、
松本宗紅せんせいが
Jonせんせい手作りの干菓子を両手に持って
フレーム内に滑り込んでいらっさいました・笑

そしてこの笑顔である。


isetan

そして男子はキモノに着替えます。
彼等は[玉のり]の回し者なので
そこここに[玉のり]タグや
[玉のり]グッズを身につけさせられます。
さて、どこに[玉のり]があるでしょう???


正解:角帯のお腹の所に[玉のり]タグ


isetan

Jonせんせいは[玉のり]角帯に[玉のり]タグ。
伊勢丹のネームバッチが英語表記って
初めて見ましたわ!

帯から提げた白い十字のモチーフ入り樹脂製チャームは
Jonせんせいが手作りした
あじさいの花のカタチの白い寒氷(かんごおり)
という干菓子(本物)をハシヅメが樹脂に封じ込めた物。


isetan


今回は、Jonせんせい作のお茶碗や、干菓子、
お手伝いのじゅんじろうさんの作ったお茶碗、
なんかもご用意した、手作りのお茶会です。






isetan


宗紅せんせいがお客さま席に座って
Jonせんせいと最終調整。


isetan

そして、開始直前ミーティング。

真剣な面持ちの弟子達が先生の話を・・・
イサムさん、思いっきりカメラ目線ですがな。

isetan

そして、お客さまが次々に席入りされて、
何故かアメリカ人のJonせんせいと
楽しくお茶とお菓子を召し上がって、
楽しいお話に花が咲いて、
一度に4人のお客さまのハズが、何故か急遽
5人になったりしながらも無事に8席を終えて、
Jonせんせいの茶箱のプチ茶会が終了〜


isetan

左から、絵の上手な旬(じゅん)さん、
本業は作曲家のイサムさん、
お点前とか一切できないハシヅメ、
アメリカの方からやって来たJonせんせい、
フリーデザイナーのじゅんじろうさん、
このメンバーでまた皆様とお目にかかれますのを
楽しみにいたしておりますね!

isetan

週末を迎えて、本日の和の事は
書のすすめ 美しい名前の書き方。

玉カル【美文字レッスン】でもお馴染みの
若手イケメン書家の根本せんせいが
1レッスン15名さま、2レッスンをご指導いたします。
参加者さまにお渡しするプリントの準備に余念のない
根本せんせい。「玉のりおぢや」がとてもお似合い!

isetan

筆ペンの持ち方もきっちりと押さえて、
自分の名前とたっぷり1時間半くらい向き合います。






isetan

美文字修行中のハシヅメも、最後まで
ご参加の皆さまと学びのひとときをご一緒いたしました。

根本せんせいは、お一人お一人に丁寧に
ポイントを押さえたアドヴァイスをされて、
その朱筆の入った直後から、皆さまの文字がフっと変わる
そんな素敵な瞬間を、何度も目にして嬉しい限りでした。

isetan

翌日曜日には、[玉のり]プリゼンツの最終兵器とも言うべき
江戸川橋の隠れた人気店、酢飯屋の岡田大介さんをお迎えして
お寿司トークショーをやっていただくのでした!

さて、どうなる!?

isetan

お寿司屋さんのカウンターの中の気持ちとか
今まで誰も教えてくれなかったお話が
いつもよりもちょいと真面目モードで語られて
後半は質問もたくさん出て、フと後ろを見ると
人がいっぱいで思うように動けなくなってしまっていました。

キモノのお客さまに対するお寿司屋さんの気持ち、
そうだったのかー!

isetan

何故かWafureさんのセクスィーランジェリーの前で
二人、記念撮影してしまいました。
撮影はなんと、Wafureの尾上博美さん!

今回は楽しいイヴェントがあったこともあり、
最初から最後まで笑いの絶えない一週間でした。
ご来場くだすった皆さま、[玉のり]イヴェントを引き受けて下さった皆さん、
ホントにありがとうございました!





2011/04/22、23、24

jontate




4/23、24開催の「Jonせんせいの干菓子作り特訓」の準備が
遊山亭@横須賀汐入にて着々と進行中!

時間のかかる干菓子作り体験をスムーズに進めるために
事前の仕込みがとても重要。

Jonせんせい自ら、仕込み作業に没頭。

jontate



夜遅くまでアトリエの中で作業が続く・・・


jontate

Jonせんせいはアメリカの方からやって来ました。

日本にいらして10年くらい。
茶道の修行をしながら、
和菓子屋さんでお菓子作りの修行もされて
お茶会の干菓子をよく作られます。

英語も上手でいらっしゃるので
ハシヅメはJonせんせいに英会話を習っています。
熱心に教えて下さるJonせんせいに申し訳ないくらい
上達しませんのよ、コレが。

今回は日本語での特訓ですので心配ナッスィングです。


jontate

初日はあいにくの雨の中、通りから155段の階段を上って、
遊山亭にお集り下さった素敵な皆さまとともに
干菓子作りが始まります。

真剣に聞き入る参加者の皆さん。

jontate

クエン酸でみがいた銅のボウルに
水と寒天、白ザラ糖を入れて加熱して・・・

おお〜煮立ってる。




jontate

ランチタイムには囲炉裏を囲んでの湯豆腐。
筍ごはんや、揚げ立ての天ぷらなど
Jonせんせいの師匠の、表千家遊々会主宰の
松本宗紅せんせいの手料理が
キッチンから次々に運ばれて来ます。

キッチンのスタッフも頑張ります。

jontate
しっかり食べて、パワーをつけて
干菓子作りに戻ります。

寒氷(かんごおり)の生地を
菖蒲の花の型で抜きます。
型をまっすぐに下ろすのが意外と難しかったり。



jontate

いろんな作業を皆さんで進めて
たくさんの干菓子が出来上がりました。

壮観でございますねえ!






jontate

出来上がった干菓子を
お土産用の箱に詰めていきますよ♪
箱を組み立てるのもワクワクのうちでございますね!







酢飯屋

最後は、干菓子を使ったお茶会です!

お点前は、右側の勇(いさむ)さん、
半東さんは、左側のじゅんじろうさん。
お二人の袴下のオレンジの帯は[玉のり]特別仕様の角帯
いつものキモノにも[玉のり]角帯はしっくりと馴染みますねええ。

お二人とも音楽に関わるお方、ということで
帯の生地は「スピーカー」をプリントした
アフリカンバティック!

このサイコ−にイケてる出で立ちで、
ご希望ならばお茶の作法もこの場でナビゲート。



jontate

今回お持ち帰りいただいた干菓子の一部。
実際はこの二倍くらいのボリュームがありました。

本格的な材料とお道具を使っての干菓子作り体験は
[玉のり]としても勉強になることが多くて、
皆さまとご一緒に進める作業は、とっても楽しゅうございました。

ご参加くださった素敵な皆様、
Jonせんせい、ありがとうございました!
次回は‘指導者養成コース’ですかね!?






2010/11/27、28

酢飯屋




今夜から二夜連続で江戸川橋の酢飯屋さん
前代未聞の手巻き寿司イヴェント「塩のりナイト」開催!

この日のために作った「塩のり」の根付装着で
[玉のり]本社を出発!


酢飯屋さんは、オーナーで寿司職人の岡田大介さんと、
弟の岡田聖也さんの二人で切り盛りする
完全予約制、完全紹介制の素敵なお寿司屋さん。

どんなイヴェントになるのか、
楽しみ楽しみ〜♪

酢飯屋



お店に着くと、すでに「塩のり」(本物)に紐がつけてあって
すぐに首からかけられるようにしてありました!

「塩のり」は、佐賀県福富町 有明海で夜に摘まれた貴重な海苔。
海苔を夜に収穫することでアミノ酸なんかの
旨味成分が壊れにくくて良質な海苔が採れるんですって!


コレを首から下げて、店内の酢飯と具材を巻いて食べるワケです。


酢飯屋

「塩のりナイト」のサウンド担当のDJササキタカシさん。

書家でもあり、DJでもあるササキタカシさんは、
いつもは渋谷や青山のクラブでDJをやっておられて、
某公共放送の作曲なんかも手掛けておられますのよ。

都会的でオシャレなサウンド、めちゃくちゃハシヅメ好み!!!

酢飯屋

酢飯屋のオーナーでありイケメン寿司職人の岡田大介さん。

岡田さんは、いろんなイヴェントを企画して
美味しいモノと楽しい事をパワフルに提供し続けるお方です。
ノリの良さと、仕事に対する真剣さ、真面目さが
毎回イヴェントを大盛況にするのですね〜尊敬です。

[玉のり]も、頑張らねば!!

酢飯屋

[玉のり]の過去の商品、ハシヅメの私物を持ち込んでの
初の試み、[玉のり]の、キモノ生活無料体験コーナーも
無事に出来上がって、さぁ始まりますよ〜♪

誰もが「誰も体験を希望しなかったら!?」と心配したんですが
予想外の盛り上がりを見せたこのコーナーだったのでした。


酢飯屋


6時近くになって、続々とお客さまがいらっしゃいます。

酢飯屋さんは看板がないので、外から見ると
中で何をやっているのか、とってもミステリアスなお店。
もとはお豆腐屋さんだったという一軒家は
レトロな作りの外観がとても素敵。


酢飯屋


まずはなんと言ってもお寿司!

画像は、鰆(さわら)を炙ったモノ。
脂が乗って、とても美味しゅうございました。
次から次へと、酢飯と具材が運ばれて、
テーブルの上はまさにパラダイス。


「※画像はほんの一例です。」

酢飯屋


小さく可愛く握られた酢飯がとっても美味しくて
具材のお味を引き立てます。

首から下げた「塩のり」は一パック80枚入り。
つまり、完食するには80回巻けちゃうのです♪

皆さん、真剣に巻き巻き。


酢飯屋


巻いて、巻いて、ひとしきり巻いて。

ここからはギャラリースペースの
[玉のり]キモノ生活無料体験コーナーが大盛況!
初体験の方も、着付けお勉強中の方も、
どんどんハシヅメが着せつけちゃいますよ。

「え〜!?似合う〜!!」

新しい自分を発見しちゃう、そんな素敵な夜「塩のりナイト」。

酢飯屋


着て、脱いで、畳んで、また着て〜

美しく変身をとげられる方をご覧になって、
次々に希望者がいらっしゃいます。

とても一人では追い付かないハシヅメを、
たくさんの方がサポートしてくださって。
ホントにありがとうございまする〜。

酢飯屋

初めてキモノを着てみたら、
似合っちゃって、似合っちゃって。

ママとチーママになってしまったお二人、
カウンターの中に入ってもらいました。

「あら〜♪いらっしゃ〜い♪」
ちょいと通いづめてしまいそうなイイ雰囲気!


酢飯屋


そしてついに酢飯屋岡田さんが体験してしまうのです!

奥の和室の手巻きコーナーでポーズをキメると
悲鳴にも似た大歓声があがって、その後フラッシュの嵐。



酢飯屋


大介あらため「大子」ママがお酒をつぎます。

このあたりから、だんだん「体験コーナー」の主旨が変わってきて・・・






酢飯屋

帯揚を兵児帯ふうに結んだ「着流し」風あり・・・




酢飯屋

初対面だけど並んで写せば、まるで竜馬とおりょうさん♪





酢飯屋

「のり」つながり、
ただそれだけでお誘いいただいたイヴェント参加で、
最初はどうなることかと思いましたが、
酢飯屋さんがぐいぐい引っ張って下さって、
DJササキさんが優しくサポートして下さって、
ご参加の皆様が[玉のり]を温かく受け入れて下さって、
夢のように楽しい2日間でした。

ホントにありがとうございました!!





2010/8/29
photos by Kai Nakamura
photo by kai nakamura




茶と書のダブル体験イヴェント「玉のり夏稽古」開催〜!

都心にあるオアシスのように、緑の多い清水谷公園、
偕香苑はその中にある静かなたたずまい。


photo by kai nakamura



展示コーナーには試作品の帯留や根付が並びます。





photo by kai nakamura

寄付(よりつき)では、
茶会スタイリスト岡田和弘さんによるお茶席のレクチャーが。
「よ〜く見て下さい〜、鳩が出ますよ〜」
・・・あっ、スミマセン違いますね、
扇子についてのためになるお話でした。

岡田さん、「玉のりおぢや」Xingでフルーティな装い。
ハシヅメは新作slideの限定カラー。

photo by kai nakamura


菓子器の扱いについて、
実際に食籠(じきろう)を使ってお勉強します。

ん〜、左手・・・あれっ、右・・・いや違う???
どうやるんでしたっけ?

奥には、自分も出来ないクセに笑うハシヅメ、
オソロシイことに今回は席主(せきしゅ)のポジション・・・!
お茶会のテーマが「笑」なのでカンベンしてやってくださいませ〜(汗)
・・・って誰にお願いするって、やっぱり利休さま?


photo by kai nakamura

いよいよ露地草履を履いて、茶室に向かいます。

このワラジ的なルックスの露地草履が、
茶室への期待度を高めますねえ♪

「玉のりおぢや」+PLUS+のピンク着用のシーナさんが
にこやかに皆さまをご案内〜♪

photo by kai nakamura


途中、蹲(つくばい)でのお作法をレクチャー。
いろんなポイントで、楽しいレクチャーがあります。

皆さん、興味津々で聞いておられますね。

お!先頭の素敵なお方は「玉のりおぢや」Xingのチャコール!


photo by kai nakamura


茶室に入る前に手を清めるための蹲(つくばい)。

実際にお作法どおりに体験してみましょう〜♪



photo by kai nakamura

いよいよ茶室へ。

躙口(にじりぐち)は、茶室へのお客さま用の小さな出入り口。
このサイズにはいろんな意味があります。
例えば、刀、バズーカ砲、ランドセルなんかを背負ってると・・・

・・・後半ちょっと違いますね。


しっとりと美しきキモノ姿でお茶室へ。
イイですね〜♪

photo by kai nakamura

今回の茶会のテーマ「笑」は、
[玉のり]のサブタイトル「笑うキモノ生活」の「笑」でもあり、
ハシヅメが大好きな文字。

書を担当してくださる、書家の根本知先生の手による「笑」。
ハシヅメをイメージして「笑」を書いてくださいましたよ。

[玉のり]のお茶会にご参加くださる皆さまをおもてなしする気持ちです。

photo by kai nakamra

お菓子は和菓子ユニットwagashi asobiさんによるオリジナル。

[玉のり]の色とりどりのキモノをイメージして、
サイコ−に可愛いお菓子を作ってくださいました。

お干菓子は、無花果と白下糖の二種類の打ち菓子を作ってくださいました。

photo by kai nakamra

お菓子を懐紙にのせて、黒文字の先を懐紙で清めて、
黒文字を菓子器に戻して・・・


心地よい緊張感に包まれちゃいますね!


「玉のりおぢや」Xingのミントが涼し気・・・!


photo by kai nakamra


あ、なんかフルーティな香りがお口にひろがる・・・!


そんな素敵なサプライズがあるのがwagashi asobiさんのお菓子。





photo by kai nakamra


暑さも厳しい夏、岡田さんセレクトのガラスのお茶碗を取り揃えて
氷水点てで冷たくお召し上がりいただきます。

今回は特に、濃茶でも使われるくらいの最高級のお茶をご用意。


「玉のりおぢや」Xingのココアがとてもキュート!


photo by kai nakamra

書では書家の根本センセイが、
こちら側にもず〜っと続くお席のまわりを、
朱色の筆を片手に忙しく歩き回ります。


「玉のりおぢや」をお召しの根本センセイ、doubleの405にも朱色の線が・・・!
そっか、朱筆とカラーコーディネートされてたワケですね、さすが書道の先生。

photo by kai nakamra


課題に真剣に取り組む姿って美しい・・・!








photo by kai nakamra

廊下では、9月からの雑誌への連載が決まったwagashi asobiさんへ
編集部さんの取材が入りました。

ハギレsetの中味の生地を広げて、
その上にwagashi asobiさんのお菓子を置いて撮影中!

奥で微笑む短髪の男前は、今回お菓子を作って下すった
wagashi asobiの頼富さん。


photo by kai nakamra

ふすまを一枚隔てて和室では真剣にお勉強中。

10人以上お部屋にいらっしゃるのに、息遣いさえ聞こえないほどの静寂。

皆さん、呼吸忘れてませんか!?ダイジョブですか!?

そんな中、フッと息を抜いていただくのにご用意いたしました
愛宕神社下、慈恵医大病院のそばの可愛いおむすび屋さん
稲香屋さんのおむすび。
真剣な表情だった皆さん、ひととき満面の笑顔になって、
小さくて可愛いおむすびを召し上がっておられました。

photo by kai nakamra


個々のお名前について、ポイントを押さえたレッスンで、
皆さん1時間半の間にぐんぐん上達されました。

お土産のお手本を見ながら、お家でも練習してみてくださいね!





photo by kai nakamra
なんか、「華麗なる玉のり家の肖像」ってカンジの写真ですね(汗)


■茶会スタイリスト岡田さん
「玉のり夏稽古お楽しみさまでした。
夏の最後に、‘笑い溢れる茶席’をみなさまとご一緒でき
素敵な思い出になりました。
次回は寒稽古!?でお会いしましょう。」


■書家 根本知センセイ
「皆様大変お上手になられました!
今後は筆を嫌がらず、思い切ってお名前を書きましょう!」


皆さま、ホントにありがとうございました!






2010/6/27
小千谷縮


開催最終日となった
「小千谷縮・越後上布」展の見学のために
上越新幹線Maxときに乗って、長岡までGO!

長岡駅のホームでは「越後侍」さんがハデに登場♪

その後、高政織物さんのご案内で
新潟県立近代美術館へ。




2009年9月、国の重要無形文化財である
「小千谷縮・越後上布」は、ユネスコ無形文化遺産に
登録されました。
本展では、文化庁の協力のもと、
後世に残すべき人類の財産として世界が
認めた織物の優れた名品を展示します。
※近代美術館HPより抜粋

館内では「手績み」の実演もやっていました。



この紫陽花の葉っぱのようなのが苧麻(ちょま)で、
小千谷縮の原料となります。

苧麻(ちょま)の繊維を乾燥させて・・・



乾燥させた苧麻の繊維。

これを細く裂いて糸にします。





手績みの糸は、チョー高級品。
一反分の糸の苧績みをするのに3〜6ヶ月かかるそう。




織手の腰で経糸(たていと)のハリを調節するという
「いざり(居座り)機」の実演もありました。
これはとても大変な織り方なのです。

この他、いろんな厳しい条件で製作されたものだけが
重要無形文化財の指定をうけます。
そして、一反数十万円というお値段となります。



数々の逸品の展示を堪能したハシヅメ、
美術館をあとにして
小千谷縮発祥の地ともいうべき「お満ヶ池」を訪ねました。

それまでの越後布にシボを出す事を考案し、成功した
堀次郎将俊さんの奥様の満さんが
布を晒した池ということです。



美しい緑の木立の中の小さなお池でした。

ここで、夫の発明品をみずから晒した奥様。
ご夫婦で頑張られたんですね、なんかイイ話ですね。



そんな堀次郎将俊さんをおまつりした明石堂
「玉のりおぢや」を作るようになって
ぜひ一度お訪ねしたいと思っていたお堂でした。

堀次郎将俊さん、平成の夏もずいぶん暑くなって
たくさんの皆さまが小千谷縮をご愛用ですよ!
素敵な織物を後世に遺してくださって、
ホントにありがとうございます!



小千谷の名物「へぎそば」。

つなぎに「布海苔」を使ったつるつる感が美味しいのです♪
「へぎ」と呼ばれる四角い大きな器に盛られたお蕎麦は、
ネギとからしでいただくのが小千谷流。

久々の雪のない季節の新潟訪問、
またまた今後の新企画への意欲が
むくむくと湧いてきたカンジでした。





2010/3/28
小千谷縮

茶会スタイリストの岡田和弘さん主催の
【春のおもてなし茶会 gate】@偕香苑(赤坂)に参加。
「カジュアルに本格的な茶席を体験できる」(岡田さん談)という
[玉のり]的にも興味津々のイヴェント!
寄付(よりつき)から、用意してくださった草鞋を履いて・・・

露地を周り、つくばいで心を清め、
にじり口をくぐれば、そこは大都会の異空間

岡田さんのDMから引用ね。




つくばいでのお作法も習いまして。
わかったつもりでも、自分の番になると
右往左往してしまうのはいつものこと。


「あれっ、飲んじゃってもいいんでしたっけ!?」





撮影不能、みたいな暗い空間での 神秘的なお茶席体験♪を終えて、
今度はwagashi asobiさんによる和菓子づくり体験!
粘土大好きな[玉のり]ハシヅメ的には
「よっしゃあああああああっ!」ってくらいに
楽しみにしていたコーナーでして。

アルコールスプレーで手を消毒して、さあ〜、練りきるわよ!



右の大きめのが、ガワの部分のピンク色の生地。
左の小さいのが、中に包み込む餡の部分。
これで、桜の練りきりを作りますよ。

和菓子職人さんの手の感覚で千切り分けられた生地たちは
ほぼ均一の大きさを保っているのだそうで、スゴいですね。





なんとか餡をキレイに丸め込んで(汗)
お箸で筋を入れて、お花のカタチにします。
桜の花びらは5枚なのでムズカシ〜、バランスよく筋を入れないとね。

左隣のお席の、参加者のひとりの建築家さんがつぶやく

「72°だな・・・」
「おおお!」

というワケで、おかげさまでキレイに5枚の花びらになりました。



5枚の花びらのフチに切れ込みを作って
「おお〜!桜らしくなってきた!」

この日、とっても寒かったのですが
偕香苑のある清水谷公園は、知る人ぞ知る桜の名所、
窓の外は桜が咲き始めていました。





黄色い生地を、ふるいで漉して
ちょこんとお花のまん中にのせて完成!

懐紙にのせるとソレらしく見えますね。



同じお題でも、ひとりひとり違うモノが出来上がるのが面白い!

右隣のイケメンさんの桜は、
「芯」が強くて、それはそれは男らしいカンジ。

出来上がったお菓子を携えて、
今度はお点前体験のお部屋へ移動します。



可愛いお嬢さんのお点前を見せていただいて、
実際に二人ひと組でペアになってお茶を立てます。
そこで自分で作った練りきりをいただくんですが、
作る時にチョーシに乗って、ペタペタ触り過ぎたみたいで、
表面がちょっと硬く乾いてました(涙)

参加者目線で「とっても楽しかった♪」ということは、
おもてなししてくださる側は大変だっただろうな、と思いました。
[玉のり]も、こんな楽しいイヴェントができるように頑張ろうっと!!





2010/2/11〜12
小千谷縮


[玉のり]オリジナルの小千谷縮
「玉のりおぢや」を始めとして
様々な案件を抱えて、曇り空の東京を
Maxときで小千谷・十日町に向けて出発するハシヅメ。

新潟は大雪らしい・・・!






そして2時間弱で車窓からはこんな風景が。

おおお!ホントだ、大雪だ〜!






そして小千谷に到着〜♪

駅前の大きな看板が迎えてくれます。
看板の左下の黒っぽいのは岩じゃなくて闘牛の牛ですって。
看板の後ろの巨大な鯉がとっても気になったりして。
えぇ、小千谷は錦鯉の生産地でもあるのです。

この後、高政織物さんで新作の企画を夜までかかって進めます。



だいたい方針も決まって、
あとは具体的に製作方法を検討していかないとね。

かくして1日目、小千谷の夜はふけるのでした。

ホテルの窓からの素敵な夜景。




2日目、十日町にて[玉のり]作り帯の
縫製を担当してくだすってる会社の智子社長とツーショット!

数々の有名ブランドの製品を手掛けてこられた実績が
[玉のり]製品作りにも惜しみなく生かされています。

ニッポンのモノ作りを守って行きましょ〜っ!



続いて、きものブレインさんの加工工場訪問。

200名くらい(!)のスタッフさんが、
各フロアーで、様々な作業をバリバリこなす光景に
軽く衝撃を受ける!

色焼けの修正作業中のスタッフさんの手元を覗き込むハシヅメ。
説明をしてくださる樋口次長(右)が
「どんどん写真とってもらっていいですよ〜」。




細い筆で黄変の部分を細かく修正していく工程を
食い入るように見るハシヅメ。

「おお〜!そろそろ見分けがつかなくなってきた!!」



ガード加工(水とかの液体をはじくための加工)の工程を
ひと通り説明したのちに樋口次長曰く、

「ガード加工しましたと言っても、実際に水掛けてみるのって、
意外とやる人少ないですよね」ということで
水をたらしてもらいました。

あらら、はじくはじく。





丸洗いのコーナーでは、大きなドライ機の中で
ネットに入れられたキモノ達が溶剤とともに回る。


ハシヅメ「おお〜!ハンガーがおっきい〜!」
樋口次長「食い付くの、ソコですかっ!?」
とツッコミつつもシャッターを押してくださる。



この地で、モノ作りを通して[玉のり]を支えて下さる人々の
真面目さと、一生懸命さと、優しさに触れて、
もっともっと頑張らねば!と思いました。

ご馳走になった名物のへぎそばのお店に
「ゆきは かならず とける。」
そんな言葉が書かれた額が飾ってありました。

明けない夜はない・・・の「中越版」ですね、きっと。



バレンタインも近いということで
新潟の思い出にと、新幹線の車内販売のお嬢さんを呼び止めて
お気に入りのお品をゲットして帰京いたしました。

地元の人によると「チョココーティング柿の種」の中で
ダントツの美味しさを誇るという、
元祖「浪花屋」の柿チョコ.
この2種類を交互に食べるのがオススメ。

本気チョコにいいかも。





2009/12/7
小千谷縮地詰め


麻の襦袢地は水を通すと3%ほど縮みます。
なので、仕立て前にこの「地詰め」という工程を経ないと
お洗濯時に襦袢が縮んでしまうのですわ。

いつも高政織物さんにお願いしている「地詰め」、
実はお家でも比較的簡単できたりするのですって。

自分用の襦袢地を使ってハシヅメが
その「地詰め」に初挑戦〜!

小千谷縮
洗面台のサイズに合わせて反物をキレイに畳みます。
アコーディオン状態に畳んでみましたが。

・・・あんましキレイじゃないんじゃないか?
大丈夫か?

小千谷縮

投入〜〜〜♪

浸る程度に水を張った洗面台に反物を浸します。
水に入ったとたんに、
ほにゃん、と柔らかくなるカンジ。

生地の透明感もあいまって、ちょっとした「水中花」状態。
しばし突ついたりして楽しむハシヅメでした。

小千谷縮


フと我に返ってお時間をチェック!

だいたい5〜6時間そのままにします。

朝の9時過ぎだから、2時過ぎればオッケイかな〜

小千谷縮



ひゃっほう!

5時間たちました。



小千谷縮


ある程度水を切ったあと、洗濯機にて脱水を1分
・・・が理想なのですが、
ハシヅメ家の洗濯機はドラム式で、
いったん中に入れてしまうと、どんなにデリケートなモノでも
どうしても「持ち上げて叩き落として」しまうので(涙)
負荷をかけないように、洗面台でしばらく静かに水切りを・・・

これでも充分水が切れます♪

小千谷縮

ホントは竿が4本くらいあるといいらしいのですが
2本でも大丈夫!ということで
教わったとおり、二つ折りにした反物を
重ねるようにうねうねと竿にかけて・・・

なんか、重なった部分が水分でくっついてシワになりそうな・・・
ちょいと不安になって(汗)急遽、写メールで師匠にお尋ね。
[玉のり]「こんなカンジで間違ってませんか(゜0゜)?」

小千谷縮


小千谷の高政織物さんから返信が!

ふむふむ、ああ〜良かった〜



小千谷縮



1時間ほどで、だんだん生地と生地の間に風が通るように!
ここで、竿に触れている部分を少しづつ動かして、と。

おお〜、なんか良いカンジにそよいでる〜

この少しづつ移動させる作業を繰り返して
この日はお天気が良かったこともあって
2時間半ほどでキレイに乾きました♪

「ゴキゲン〜・・・はっ!」

水に浸す前の反物の長さ、計っとけば良かった・・・。
ってか、何のための「地詰めレポート」なんだか。










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