やっぱりお暑い日が続いております、皆様におかれましてはブラボーな夏キモノ生活をお楽しみでいらっしゃることと、心よりおよろこび申し上げますとともに!こんなに暑い中、[玉のり]ウェッブサイトをご訪問くださる素敵すぎる皆さまには、あまりに有難すぎでお礼の言葉も見つかりませぬ・・・(嬉涙)そんな方々に駄文を読ませるのはとても失礼でございますので、ここは一つテーマも壮大に頑張らねばなりませんね!
昨年のきもの市@松屋銀座で新作(物)として発売してそのままsold outとなってしまった商品なんですが、昨年商品の搬入前にバタバタで焦りまくりで、商品の画像さえ残すことすらできずにワタシの手元にもモチロン現物が残ることはなかった、いわゆるマボロシ系帯留に「米(ベイ)ナス」がございましてね。えぇ、お味はやはり加茂茄子の方が上と言われておりますし、確かに時折ビックリするほどタネがかたいのがあったりして「米ナス」に対する思いは複雑なモノもあるのですが、「米ナス」の何がイイってヘタがグリーンなのがルックス的にとても好ましいと思いましてね。[玉のり]帯留は‘ムダにリアル’なところがセールスポイントだったりするんですが、「米ナス」はさすがに‘原寸大’で作るのはやめましたが、ボリューム感のあるヘタは作るのがとっても楽しくて今年の復活を一人で楽しみにしていた次第でございまする。野菜や果物の‘ヘタ’って、形状とか付き方とか質感とかを観察するのがとっても楽しゅうございますね・・・そうでもないですか?例えば‘ふじ’帯留のヘタ(王林もですが)も、ハシヅメが長年(?)りんごのヘタを眺めながらつまんだりひっぱったりという‘愛情表現’を繰り返してきた結果、帯留のヘタひとつひとつに微妙な干からび感とか反り具合とかを再現するという甚だムダな努力をしている次第でございまする。
・・・以上、野菜や果物のヘタについてのちょっといい話でした。