ミカン – [玉のり]TAMANORI

こちらの連絡事項をご覧の素敵な皆さまは覚えておいででしょうか。ハシヅメはずっとミカンの帯留を完成させることができずにおりまして…

悶々とするだけならいいのですが、[玉のり]本社には‘色がヘン’とか‘フルーティなカンジが出てない’などの残念なミカン帯留の試作品がたまって行くこととなりまして（汗）なんか、そういうのも含めて捨てないでとっておく習性がありまして…。そんな残念な失敗作を横目で見ながら、次回はそこを乗り越えて理想に近づけて行く、みたいなやり方をしておりまする。こういうの、中国の人は臥薪嘗胆（ぐゎしんしゃうたん）とかおっしゃったんでしょうかね。（８年とかやっておりますとさすがにそういうのがたまりすぎて、一度ざっくりと処分したことがあったのですが、それらすべての残念加減を目に焼き付けるくらいには捨てずにおりましたね、やっぱり）

で、なんでそんなにミカンで苦労しているのかと申しますと、それはもうひとえに‘ミカンへの愛が強すぎる’からと思っておりまする。思えば桑沢デザイン研究所の学生だったときに、自分の決めた対象の野菜（だったかな？）をそっくり再現する、みたいな課題が出たときにもワタシは迷わず題材をミカンに決めて、他の課題の１０倍の情熱をかけて完成させたモンでした。２０年経っても変わらない愛…なんかちょいとイイ話みたいでございますね。

そんな紆余曲折を経て、なんとか秋口に仕上げたモノに近い形でデビュウできそうなカンジでございまして、今一生懸命制作を進めておりまする。無事デビュウできましたアカツキにはぜひ、チェックをヨロシクお願いいたしますね！ええ、きっとデビュウできるハズでございますのでね！

第二作

第一作