拝領矢筈(ハイリョウヤハズ)

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本日、[玉のり]本社の近所のギャラリーで素敵な日本画のグループ展を見学させていただいて、ハシヅメ的に未知の画材「岩絵の具」のマチエールにこってり魅了された後に、品川に移動いたしまして、世界茶会さん主催のプレミアム茶会ワークショップ~掛軸篇~“茶会の中心で「軸」を叫ぶ”で、掛軸のいろいろについてお勉強してまいりました。掛軸のいろんな角度からのアプローチで繰り広げられる講義は、お昼ごはん後の眠くなる時間帯にも関わらず、楽しくてあっという間の2時間ほどでございました。その後しばし夏のイヴェントの打ち合わせの後、[玉のり]本社に戻る…つもりが渋谷を経由するときにふらりと東急東横店の西館8階「装+(そうぷらす)」に立ち寄ってしまいまして…!同じく出展中で実演をしておられた染色工房「ひょ」の兵藤修さんの手元の日傘の手描きの桜の花びらの一枚一枚にスゴ~い!と見入っておりましたらば、兵藤さんの目はハシヅメの帯の電球柄にくぎ付けになっておられましたよ。そしてまたしばらく売り場におりましたらば、偶然お立ち寄りくだすったお客様と楽しいひと時を過ごしまして♪その後、名古屋でらうま市にて味噌カツのおいなりさんを買って帰りました。


そんな真面目な講義の中で、ユニークなポーズと健気な仕事っぷりでアイドル状態だった「拝領矢筈(ハイリョウヤハズ)君」。ってワタシはすっかり正式名称だと思い込んでしまったんですが、正しくは「矢筈(ヤハズ)」で、Yahoo辞書によると竹や棒の先が二股になった、掛け物を掛ける道具。…なんですが、どう見ても両腕を高く上げて両手を差し出しているようにしか見えないということで、世界茶会の岡田さんと根本先生が「拝領矢筈(ハイリョウヤハズ)君」って名付けてそう呼んでいたのだそうです。Yahoo辞書によると拝領[名](スル)目上の人から物をいただくこと。「主君から名刀を―する」…だそうです。