仕上げ待ちの帯留、今回のテーマは「涼」！

本日はひんやりする陽気でございますが、昨日は室内むしむしと夏を思わせる空気で、冷房をあんまり使えない今年の盛夏をリアルに想像できてしまってビビってしまいましたねえ。ということで、[玉のり]では「涼」をテーマに中越大震災後からずっと取り組んでいる‘ホントに涼しい’オリジナル小千谷縮「玉のりおぢや」の他に‘見たカンジ涼しい’アイテムを、例年よりさらに力を入れてフィーチャーして行こうと思っておりまする～。現在、エポキシ樹脂を使った帯留や根付を制作中で、完全に硬化させたのちに仕上げ作業にかかるのですが、集合した様子が可愛かったので思わず記念撮影してしまいました…！

［玉のり］本社のある麹町には、老舗きもの学院の装道さんの本校があって、着付けの先生なんかが最寄駅でたくさん乗り降りされることもあり、震災後とくにキモノ姿が少なくなったという実感もなく、さらに震災直後は公演がすべて中止になっていた国立劇場も、今では通常通りの営業となり半蔵門駅でのキモノ姿ももとどおりたくさんお見かけするようになりました。キモノでお出かけ、何かといろいろ考えてしまう今日この頃ですが、一日も早くフツーにキモノを楽しめる日々にもどることができればいいな、と思いまする。そのためにはキモノを仕事にしている人々が率先してキモノを着て、さらに、楽しくキモノを着られる「場」を提案していかないとね♪と６月からの「和の事はじめ」＠伊勢丹新宿店の開催にあたって準備を一生懸命進めております。（あっ、もちろん今回のご参加は洋服でも大歓迎ですよ）