昨日は雨の新潟訪問でございまして、通常、雪の季節の訪問が多いので、いつもは雪に文字通り埋もれているところを訪ねることができたりと、なかなか実り多い一日となりました。
[玉のり]が愛してやまない小千谷縮の製品の中で、きびしい指定条件である昔ながらの工程を60以上も経て、時間と手間を惜しみなくかけた逸品中の逸品だけが重要無形文化財の指定を受ける事が出来るのだそうで。そんな日本の宝物が「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載された=ユネスコ無形文化遺産登録ということで、日本の染織部門では第一号なのだそうです。その記念に新潟県立近代美術館で展覧会が開催され、貴重な作品や資料を集めて図録が出版されたりしたのですが、出版にあたっては東京国立博物館、東京国立近代美術館をはじめとするたくさんの美術館や博物館、所蔵家の方々が出品されたそうで、展覧会も図録も見ごたえ十分で、駆け足訪問ではありましたが行って良かったな~と思いました。日本はダメだダメだとか自虐的に繰り返されることが多い昨今ですが、そんなことはないと思いますよ。しっかりと真面目に確実に成果を積み上げている人たちがたくさんいるのですよね。